BOOK DETEILS

関根勢之助 1929–2003

京都市立芸術大学構想設計研究室【企画・監修】
A4判上製(ケース入)/166頁
本体4800円+税
ISBN 978-4-902078-33-6
2013年6月刊行
ブックデザイン 南琢也


関根勢之助の創作活動の全貌を把握することができる初めての作品集です。
絵画と美術・教育などを束縛する制度的な思考と戦い続けながら、同時に詩情にあふれた創作活動の軌跡をたどります。初期の抽象絵画から目を閉じて描かれた「ブラインドドローイング」などの実験的な作品、様々なドローイングや立体の小品、原発の問題を先駆的に示唆したインスタレーション「炉と灰」やなどの図版と共に、同人誌「VOL」や詩集「スケッチブックの余白に」などの資料を掲載。また、同じ時代を伴走した岩城見一(美学)、林 剛(美術家)のテキストを掲載し、多角的にその活動を展観できる貴重な資料となっています。
2013年6月京都芸大ギャラリー@KCUA開催「絵画あるいは戦いの日々 関根勢之助1929-2003」展の関連書籍。
Contents
■作品図版
■テキスト
関根勢之助の仕事 ……岩城見一
関根勢之助――消極性の位置とエネルギー ……林 剛
放物線の流星――関根勢之助と古橋悌二の思い出に ……砥綿正之
■関根勢之助年譜 1929–2003
■関根勢之助関連文献
■掲載作品リスト


関根勢之助 Sekine Seinosuke
京都市立美術専門学校(現京都市立芸術大学)を卒業し、独立展に入選、その後「ゼロの会」や「VOLの会」を設立し絵画を起点としながら先鋭的かつ実験的な制作を続けながら多くの美術家・文学者・研究者との公流を通して幅広い活動を行う。また京都市立芸術大学でも長く教鞭をとり、構想設計専攻の基盤を作り多くの優れたアーティストや様々な領域で人材を輩出している。
[関連リンク]
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA「絵画あるいは戦いの日々 関根勢之助」展

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