BOOK DETAILS

フランス都市文化政策の展開
市民と地域の文化による発展

長嶋由紀子【著】
A5判/上製/318頁
定価:本体3,500円+税
ISBN978-4-902078-52-7
2018年7月刊行

フライヤー

20世紀後半のフランス地方都市における文化政策の展開は
どのような社会の実現を目指し、誰によっていかに切り開かれてきたのか?
市民の自発性と創造性に基づいたガヴァナンスは、文化を通していかに可能か?
文化をめぐる「共治」の成立と「実践」のプロセスを解明する。

[目 次]
まえがき
序章

第一章 自治体文化政策創成期の政策理念と市民社会

   第一節 地域市民社会と自治体政府
   第二節 自治体文化政策の草創期
   第三節 政策理念をめぐる議論
   第四節 活動家たちの動機
   第五節 文化的発展の理念と自治体文化政策の創成期

第二章 一九七〇年代革新自治体の実践と理論

   第一節 一九七〇年代の中央政府方針、自治体との協力制度
   第二節 一九六八年 「五月革命」 と文化の定義
   第三節 都市における文化行動 ──革新自治体の政策実践
   第四節 文化行動機関の活動と議論
   第五節 実践者たちの議論
   第六節 政治的選択としての自治体文化政策

第三章 第一次地方分権化改革における制度設計

   第一節 ミッテラン政権成立前後の文化政策ヴィジョン
   第二節 第一次地方分権化改革と自治体文化政策を支える制度
   第三節 文化の分権化を担った自主管理派の構想
   第四節 文化省方針の変容と葛藤
   第五節 「使命の行政」が結んだ文化省と自治体の関係
   第六節 文化の分権化制度設計の企図と蹉跌

第四章 地方分権化と欧州統合のなかで

   第一節 経済発展の単位としての都市と地域
   第二節 都市文化政策の複合化
   第三節 自治体文化政策の都市戦略化

終 章 都市文化政策の課題

   第一節 フランス都市文化政策の歴史的展開
   第二節 文化的発展の課題意識の比重変化
   第三節 今後の研究課題

あとがき


別表
図表一覧・写真一覧
関連年表
参考文献・資料
索引

長嶋 由紀子(ながしま ゆきこ)

東京大学大学院人文社会系研究科研究員。博士(文学)。専門は文化政策学、文化資源学。お茶の水女子大学卒業後、モンペリエ第三大学留学(仏)。在日フランス大使館勤務、早稲田大学研究助手、パリ・ナンテール大学客員研究員等を経て、2016年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。日本の自治体の文化政策形成過程に数多く関わる。現在、共立女子大学、昭和女子大学、および早稲田大学の非常勤講師を兼任。共著書に『文化政策の現在[全3巻]』(東京大学出版会、2018年)、『行政改革と文化創造のイニシアティヴ』(美学出版、2013年)ほか。


[BOOK REVIEW・新刊紹介]
  • 『學苑』第946号(昭和女子大学近代文化研究所、2019年8月刊行)
      新刊紹介(執筆:中村美帆氏)> Link(昭和女子大学学術機関リポジトリ)
  • 『都市史研究 6』(都市史学会、2019年10月発行)
        新刊紹介(執筆:森千香子氏) > Link
  • 『文化資源学』第18号(文化資源学会、2020年6月発行)
        書評掲載(評者:土屋正臣氏) > Link
  • UTokyo BiblioPlazaー東京大学学術成果刊行助成(東京大学而立賞)に
     採択された著作を著者自らが語る広場(2021年1月)
       解説文掲載 > 日本語 Link 
                          > English Link


  • PAGE TOP