BOOK DETAILS
京都のモダニズム建築
河野良平【著】
四六判/上製/232頁
本体 2000円+税
ISBN978-4-902078-57-2
2019年12月刊行
全国をフィールドにして日本のモダニズムをリードした建築家、京都や関西に拠点を置いて活動した建築家、あるいは日本の近代建築史にはこれまでほとんど取り上げられることのなかった建築家や設計組織まで、様々な設計者が京都のモダニズム建築を支え実現してきた。
京都の歴史や伝統に対峙しながら建築家や設計者は、どのようなモダニズム建築を生み出したのか。
建築家・設計者の意図や設計手法、建築空間を構成する様々な要素をひもときながら、その魅力に迫る。
目次
はじめに
1 鶴巻邸
2 洛東アパート
Topics 1 京都のモダニズム建築前夜
3 京都市交通局 壬生本庁舎
4 日本専売公社京都病院本館
5 京都府立医科大学体育館
6 比叡山回転展望閣
7 彌榮自動車株式会社本社屋
8 京都会館
Topics 2 「京都会館」における「フィクション」
9 同志社大学アーモスト館ゲストハウス
Topics 3 「アーモスト館ゲストハウス」における庭の持つ意味
10 京都市蹴上浄水場
11 北村邸
12 京都タワービル
13 国立京都国際会館
14 智積院会館
15 カトリック桂教会
16 京都市立日吉ヶ丘高等学校
17 淡交社ビルヂング
18 清六陶苑 本社
19 京都教育大学 学生食堂および高架水槽
20 京都教育大学 2号館A棟
Topics 4 モダニズムからの離脱――リアリティをもとめて
21 石川ハウス
22 帷子ノ辻󠄀駅ビル
23 河原町スカイマンション
おわりに
【著者】
河野 良平(こうの りょうへい)
1969年兵庫県生まれ。1992年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。1992〜1998年株式会社伊藤喜三郎建築研究所勤務。2005年筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。2006年京都橘大学文化政策学部文化政策学科講師。現在、京都橘大学現代ビジネス学部都市環境デザイン学科准教授。博士(デザイン学)、一級建築士。著書に『建築家・土浦亀城―住宅の特徴と変遷』(白地社、2010年)がある。
月刊『建築技術』2020年7月号 BOOKS 紹介>Link
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