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キュレーターズノート二〇〇七−二〇二〇
鷲田 めるろ【著】四六判/230頁
定価:本体1,800円+税
ISBN978-4-902078-61-9
2020年12月10日刊行
美術、美術館、展覧会、プロジェクト、ワークショップ、地域、美術教育、
まちづくり、芸術祭、アイデンティティ、町家、NPO、都市とアート……
さまざまな可能性を持つ人や場と共創し、新たなアートの生成に立ち会う、
キュレーターの実践と思考のノート。著者初の単著。
[目 次]
第五二回ヴェネチア・ビエンナーレ
アトリエ・ワン「いきいきプロジェクト in 金沢」
キム・ドンウォン『送還日記』
アトリエ・ワンと粟津潔
「荒野のグラフィズム 粟津潔」展関連企画
アノコザ
CAAK: Center for Art & Architecture, Kanazawa
丸山純子
友政麻理子
KOSUGE 1-16「どんどこ! 巨大紙相撲」
フォロースルー ──金沢アートプラットホーム2008
S.M.A.K.の市民参加型アートプロジェクト
「フォワーディング・バックヤード」展
シャンブル・ダミ展の再評価
ソーシャルメディア時代の工芸
「冨井大裕 つくるために必要なこと」展
岩崎貴宏展
「生活工芸」展
金沢クリエイティブツーリズム
原叟床
町家掃除と原発事故
「イェッペ・ハイン 360°」展カタログ
「飯田竜太 再帰の終焉」展
「島袋道浩 能登」展(一)(二)(三)
あやべ工芸もりあげ隊
「虹の麓」展
「アトリエ・ワン マイクロ・パブリック・スペース」展
「中村好文 小屋においでよ!」展
金沢まちビル調査
「逃げ地図」ワークショップ
「3・11以後の建築」展
金沢市小中学校合同展(中学校美術)とドットアーキテクツ
「Atsuko Nakamura 意識と無意識の境界」展
金沢発信アウトサイダー・アート展×垣内光司
「われらの時代」展
「関東における80年代の現代美術」
「鶴来現代美術祭」の調査
使って知る水戸芸術館の建築
「坂野充学と巡る鶴来バスツアー」と「再演」
「Nerhol プロムナード」展/「Nerhol Roadside tree」展
「福田尚代 水枕 氷枕」展
「粟津潔と建築」展
「都市とアートの文化考」
CAAK: Center for Art & Architecture, Kanazawaの十年間
第五七回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館「岩崎貴宏 逆さにすれば、森」展
「越後正志 抜け穴」展
「TO&FRO うすく、かるく」展
疾走する中国 「越後正志 中国製造」展
時空を超えた詩的な広がり 「邱志杰 書くことに生きる」展
芸術祭と美術館の創造的な関係
指差す権力への密やかな抵抗
「あいちトリエンナーレ2019」 最後の七日間
金沢から十和田へ
あとがき
【著者紹介】
鷲田 めるろ(わしだ めるろ)
十和田市現代美術館館長。一九七三年京都市生まれ、十和田市在住。東京大学大学院修士(文学)修了。金沢21世紀美術館キュレーター(一九九九―二〇一八年)を経て現職。第五七回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(二〇一七年)。あいちトリエンナーレ2019 キュレーター。金沢美術工芸大学客員教授。主な論文に「アートプロジェクトの政治学ーー「参加」とファシズム」(川口幸也編『展示の政治学』水声社、二〇〇九年)、「鶴来現代美術祭における地域と伝統」(『アール 金沢21世紀美術館研究紀要』五号、二〇一六年)、「顕彰か検証かーー「表現の不自由展・その後」をめぐって」(川口幸也編『ミュージアムの憂鬱』水声社、二〇二〇年)など。