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学会誌
- 文化政策研究
BOOK DETAILS
文化とアートのマーケティング
フランソワ・コルベール/フィリップ・ラヴァナス【編著】曽田修司/中尾知彦【訳】
A5判並製/392頁
本体 2,800円+税
ISBN978-4-902078-67-1
2021年8月刊行
世界15言語翻訳出版のロングセラー、待望の邦訳。
アートや文化のマーケティングとは、ミッションを達成するために
不可欠のツールである。
文化とアートのマネージャーは規模の大小、 非営利/営利、 ローカル/グローバル、 行政/民間、団体/個人を問わず、文化とアート特有のコンテクスト、消費者行動のリサーチに基づいた知識体系をつねに獲得し続けなければならない。本書は文化やアートに関わる人々に、枠組みと分析のアウトラインを提供する。
目次
第1章 文化事業体とマーケティング
1.1 マーケティング、アーティスト、市場1.2 マーケティング計画
1.3 マーケティングの倫理
第2章 マーケティング・リサーチ
2.1 市場の定義2.2 リサーチ
2.3 需要
第3章 消費者の分析
3.1 消費者市場の概観3.2 マズローの欲求段階説
3.3 セグメンテーション
3.4 消費者行動
第4章 状況分析
4.1 マクロ環境4.2 ミクロ環境
4.3 競争
4.4 製品のポートフォリオ
4.5 組織の分析
4.6 SWOT分析
第5章 戦略
5.1 戦略5.2 ポジショニング
5.3 統制
第6章 製品
6.1 製品6.2 顧客サービス
6.3 製品ライフサイクル
6.4 新しいアート製品・文化的製品を開発する
第7章 価格
7.1 定義7.2 プロセス
7.3 目標
7.4 メソッド
7.5 戦略
7.6 制約
7.7 その他の考察
第8章 流通
8.1 定義8.2 流通チャネル
8.3 流通戦略
8.4 物流
8.5 ロケーション
第9章 プロモーション
9.1 定義9.2 プロモーション・ツール
9.3 プロモーションの変数の機能
9.4 プロモーション・ツールの選択
9.5 受け取る側
9.6 プロモーション計画
9.7 スポンサーシップ
第10章 テクノロジー
10.1 eマーケティング10.2 オンラインの流通
10.3 顧客の特定
10.4 顧客のモデリング
10.5 販売予測
10.6 ダイナミック・プライシング
10.7 関係性マーケティング
第11章 国際化
11.1 国際化とグローバル化のトレンド11.2 国際化:インセンティブと障壁
11.3 国際的活動に関わる前に考えておくべき要因
11.4 マーケティング・ミックスを再訪する
11.5 連合:ジョイント・ベンチャーから直接投資まで
結論
訳者あとがき
索引
執筆者・訳者紹介
【編著者】
フランソワ・コルベール François Colbert(C. M., M.B.A., M.Sc.)
HEC(モントリオール商科大学)のマーケティングの正教授であり、カーメル&レミ・マルクー・アーツ・マネジメント講座を主宰するとともに、国際アーツ・マネジメント修士課程の責任者である。彼はまた、「インターナショナル・ジャーナル・オブ・アーツ・マネジメント」の創設者兼編集責任者である。40年以上にわたって芸術文化領域での活動に積極的に携わり、カナダ・アーツ・カウンシルなど数多くの文化組織の理事を務めてきた。これまでにアーツ・マネジメントに関連する200近い著作があり、2002年には、アーツ・マネジメント分野の発展への多大な業績と比類のない貢献に対してカナダ勲章が授与された。2005年にはカナダ王立協会のフェローとなり、2012年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)の文化マネジメント担当の長に任命された。