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公共劇場の10年 舞台芸術・演劇の公共性の現在と未来

伊藤裕夫・松井憲太郎・小林真理【編】
A5判並製/400頁
本体2800円+税
ISBN978-4-902078-22-0
2010年11月刊行

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※弊社品切れです。
「劇場」「演劇」「舞台芸術」の公共性とはなにか。
これからの劇場は、どのような方向性を模索していかなければならないのか。
水戸芸術館から20年。静岡県舞台芸術センター、世田谷パブリックシアター、新国立劇場等の開館・開場から10余年。劇場法についての議論も活発化する中、さまざまな視点から「公共劇場」を考える。
CONTENTS
第1章 劇場または舞台芸術・演劇と公共性
  • 「公共」劇場とは ……伊藤裕夫
  • 公共性の出現 ……松井憲太郎
  • ドイツの公共劇場の成り立ち ……小林真理
  • 第2章 日本における公共劇場の10年
  • 公共劇場のための演劇論 ― 水戸芸術館 ……松本小四郎
  • 「公共劇場」を問いかけつづける ― 世田谷パブリックシアター ……恵志美奈子
  • 演劇、劇場は、地域のために何ができるのか ― 鳥の劇場 ……中島諒人
  • 「地方都市における創造型文化施設をめぐって ― 山口情報芸術センター ……岸 正人
  • 公共政策としての演劇・劇場政策 ― 静岡県舞台芸術センター(SPAC) ……鈴木滉二郎
  • 第3章 海外における公共劇場の現状と課題
  • フランスの舞台芸術環境 ……藤井慎太郎
  • 「劇場監督」制度からみたドイツの公共劇場 ……丸本 隆
  • シンガポール演劇と公共圏 ― 統制とクリエイティビティーの「共犯関係」 ……滝口 健
  • 第4章 これからの公共劇場・劇場法についての課題
  • 演劇の公共圏へ、ふたたび ……松井憲太郎
  • 専門家と文化施設 ……小林真理
  • 昨今の「劇場法」論議を廻って ……伊藤裕夫
  • 資料編
  • シンポジウムの記録 「公共劇場の10年 ―舞台芸術・演劇の公共性の現在と未来―」パネルディカッションより
  • 芸術活動と社会の関係を考えるシンポジウム 「地方の現場から演劇の未来を考える」より
  • 「劇場法(仮称)」を巡る議論の時系列的推移 ―今までの議論と方向性、出されている考え方について
  • 公共劇場の10年関連年表

  • 執筆者(掲載順)
    伊藤裕夫/松井憲太郎/小林真理/松本小四郎/恵志美奈子/中島諒人/岸 正人/鈴木滉二郎/藤井慎太郎/丸本 隆/滝口 健/相馬千秋/野田邦弘/五島朋子

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